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【インタビュー:後編】郷家さん・村上さんにお話を伺いました!

このインタビューでは、 GL plus に通う郷家さんと村上さんにこれまでの経歴や GL plus の魅力についてお伺いしています!

 前半では、お二人がこの場に出会ったきっかけや、参加して印象的だったことについて語っていただきました。後半となる今回は、具体的に生まれた変化やメンバーのことについてお話をしています。是非続けてお読みください。


GL plus での学びが、日常の変化へ

 

野口

お二人ともGL plus から学びを得て、考え方や物事の捉え方に大きな変化が生まれたんですね。この場を通した捉え方の変化は、実際に身の回りの状況や選択にも現れましたか?

 

村上さん

仕事での変化がありました。以前は何か新しいことを始めてみたいと思っても、国家公務員という枠のなかで何ができるだろうと考えていたんです。自分のやりたいことを無理矢理にでも国家公務員としてやれることに結び付けたり、国家公務員をしながらでもできるボランティア活動などを探していて。

 

野口

なるほど。

 

村上さん

でもこの場に通い始めてからは「自分次第で良い未来を生み出せる」と知り、そのとき初めて自由になった感覚になりました。絶対に今の仕事を続ける必要性はないことに気付き、そんななかで今後何をやりたいかと考えると、色んなことが選択肢としてでてきたんです。それはこの場に居たからこそ生まれた変化だと思います。

 

郷家さん

うんうん、自分次第でどうにでもできますよね。

 

村上さん

そう。以前だと自分は高卒だからできない、公務員だからできないと思い込んでいました。周りに敵対心を持っていて、「あの子は大学に進学したから、やりたいことができているんだ」と考えていたから...。

 

郷家さん

物事に、学歴や職業のレッテルを貼っていたんですね。

 

村上さん

はい。あの頃は国家公務員として存在意義を見出せないことを家庭環境などのせいにして、だから何も変わらなかったんですよね。毎日がつまらないのは自分がそうしているからだと捉えた時、自分が変わればいいじゃんと思うようになりました。

 

郷家さん

おお!

 

村上さん

そうして転職を経て今こんなにも楽しく働けているのは、本当にこの場のおかげだなと思います。

 

 

野口

今では楽しく働けているんですね。どういうところが楽しいんですか?

 

村上さん

自分の強みを発揮しながら社会のお役に立てている感覚がすごくありがたいです。公務員のときは自分の苦手分野を仕事としてやっていたし、人に貢献している感覚が全然なくて。でも今ではこの1時間でどれだけ人のお役に立てて、人を喜ばすことができるということに意識を向けながら働けているのが嬉しいです。

 

野口

周囲にベクトルを向けることで、仕事の意義を感じれるようになったんですね。

 

村上さん

まさにそうです。ちなみに、郷家さんはいかがですか?

 

郷家さん

私は、もともと親戚みんなで旅行に行くくらい家族の仲がいいんですけど、たまに母と喧嘩することがあって。GL plus で「親に子ども扱いしてほしくないなら、親を大人扱いしない」「母親に、母親としての役割を期待している」なんてことがあるよねと学んでから心境の変化がありました。それまでの自分は、他の人に何かしてもらったら小さなことでもきちんと感謝を伝えるのに、相手が家族だとやってもらって当たり前だと思って、何の感謝の気持ちもないことに気づいたんです。

 

野口

たしかに。家族に甘えて、他の人とは対応を変えてしまうことがありますね。

 

郷家さん

はい、でもいくら血が繋がってる家族でも一応他人であり、一人の人間なんですよね。それで感謝すべきことがたくさんあると気付いた瞬間に、 今まで母への反抗心が一気に消え、ありがとうと素直に言うことができました。それからは、ここ最近母と喧嘩した覚えがないくらいもっと仲良くなりました。 

 

 

野口

そういえば、学生の頃は社会人になることに対して不安を抱いていたとのことでしたが、その後職場でも変化がありましたか?

 

郷家さん

そうですね。実は今働いてる職場は他の社員さんからも「あそこの課は新人にはハードなんじゃないか」って言われるくらい他の課と比べるとちょっと大変に思われる環境でして。 でも、私は新人研修の後そこに配属になったんです。

 

野口

おお。

 

郷家さん

その課で働くなかで、最初はネガティブなことを言われても波風たてないように「そうですよね」と返答し、否定も肯定もせず過ごしていました。でも「このままだと何にも変わらないし、どうせ働くなら良い環境で楽しくやりたい」と思い、どうすべきかを考えたんです。

 

村上さん

うんうん。

 

郷家さん

それから、自分なりに3つの掟をつくってみました。例えば、マスクをしていても、しっかり口角をあげ、笑顔で相手の目を見て話すとか。他にも、マイナスな見方をした意見を聞いても「たしかに悪く思うこともあるけど、こういう見方もあるんじゃないでしょうか」と、 ポジティブな捉え方を促す返答をするよう心がけました。

 

野口

ネガティブな表現を避け、ポジティブな雰囲気が流れるように工夫していたんですね。

 

郷家さん

そうです。それを続けていたら、私は職場の人たちとすごく仲良くなれたんです。しかもそれだけで終わらず、なんと私の同期や先輩も「あの人最近優しくない?」「 意外といい人たちだよね」と前向きなお話をするようになって!私は何もしていないけど、この職場の環境がいい方向に向かってる気がしました。

 

村上さん

すごい!自分がどんな意識でいるかって、どういう状況を生むかに直接関わっているんでしょうね。たしかに直接的に何かしたわけではなくても、郷家さんがポジティブな発言するようになるとその意識に自然と人が集まりますし、そうやって前向きな空気が広がっていったんだと思います。

 

郷家さん

まさに、そうだと思います。

 

 

 

メンバーはどういう人たちですか?

 

野口

ちなみに、お二人にとってGL plus にいらっしゃる人たちはどういう方々ですか?

 

郷家さん

周囲を気にかけて話しかけてくれる人たちがたくさんいます。「社会人になって今どんな仕事してるの」とか「新潟の生活はどう?」とか。そういう人たちと話していると心配事や寂しい気持ちがなくなっていくし、みんなワクワクした表情で話してくれるから、自分も前向きな気持ちになります。

 

村上さん

人の話を真剣に聞いてくれますよね。近況だけでなく、自分のありたい姿や未来の話について語り合えるのも嬉しいです。

 

郷家さん

わかります。

 

村上さん

そういうことを話せる場所はとても貴重だと思っていて。職場の人ともなかなか深い話ができないから...。でもここでは、皆そういう話がとても大事だと思って集まっているから、深く話し合える雰囲気があります。だからこそ、日常の場面でも深いところで繋がれる関係性を自分が築いていこうと思えるんです。

 

郷家さん

そうですね。あとは毎回集まったらまずはじめに勉強する内容に入るのではなく、必ず皆さんが一人ひとり近況をお話しするんです。それが実はとても大事な時間でして。

 

村上さん

例えば、就活や転職の状況とか、大学や仕事場での出来事とかを共有しますよね。そしてそれだけじゃなくて、その出来事を通して考えたことや感じたこと、意識したことや挑戦してみたことなどを伝え合う。

 

郷家さん

そう、皆さん GL plus での学びを活かしながら日常生活のなかで色々実践していらっしゃってて。やっぱり皆さんは「周りと良い関係を築きたい」「自分を変えていきたい」という想いが強く、向上心があられるんですよね。

 

村上さん

うんうん。

 

郷家さん

だから自然と、そんな皆さんを応援したくなっちゃう。他のメンバーが歩んでいる人生もまるで自分のもののような感覚になるんです。そういっ自分が当事者意識を持つことのできる枠を、この場のメンバーだけではなく家族や職場にもどんどん広げて行こうとする雰囲気が全体的にありますね。

 

 

GL plus と私たちのこれから

 

野口

それでは最後になりますが、ずばり、お二人にとって GL plus とは?

 

村上さん

「自分を向上させていける場」ですね。もっと成長していきたい、目標を達成したいと思っている人にとってすごく学びになるエッセンスがつまっている場だし、一緒に高め合える仲間がいる場です。

 

郷家さん

私は「新しい自分に出会える場」だと思っています。普段過ごしているだけでは思いつかないことややらないことでも、実はすごく大切なことだったんだと気付いて挑戦しようと思えますし、同じく挑戦し続けている仲間が GL plus にはいるので。

 

野口

そうなんですね。やはりこれまでのお話にあったように、周囲との関わりを通して成長していけるし、そのなかで新たな自分と出会っていける場所なんですね。

 

郷家さん

はい!とても大切な場所です。

 

野口

そんな皆さんにとってかけがえのない場所である GL plus と今後どう関わり合っていきたいか、この場所をどうしていきたいかについて、もしお考えがあればぜひお聞きしたいです!

 

村上さん

そうですね... 例えば、普段の生活だとそれとなく生きるっていうのが普通ですよね。朝起きて、ご飯食べて、仕事行って、帰ってきて、家族と触れ合って、みたいな感じだと思うんですけど。

 

野口

はい。

 

村上さん

でも、そのなかで自分がどこを目指していきたいのかという気持ちと向き合ったり、普段自分に向いているベクトルを他の人に向けてみたり。そういうことを考える時間やその感覚を体験することは、日常のなかでとても大事なことですよね。だから、この感覚をより多くの人に届けていきたいです。その体験は価値があることだと思うから。

 

郷家さん

そうですね。GL plus という場所を通して捉え方が変わって、世界が変わって、行動が変わって、最終的には物事の結果も変わっていくんです。周囲との関係性がより良くなり、仕事におけるやりがいも大きく変わるなど、これまでだと想像もできなかったような変化を体験できる。その体験を色んな人と一緒に生み出していけたらと思います。

 

野口

なるほど、きっとここでの学びや日常を信頼できる人たちと共有するからこそ、どんどん変化が生まれていっているんでしょうね。

 

村上さん

はい。今回改めてそういうことに気付くことができましたし、日々を通してすごいことを体験させていただいてるんだと思いました。とてもありがたいことですね。

 

郷家さん

うんうん、改めてこう振り返ってみると、結構すごいことが起こっていたんだと感じました。 この場で学ぶほど、より良い自分や周りの人たちに出会っていける。そのような体験を、今後もより多くの人と共有していきたいです。

 

野口

皆さんがこれまでを振り返る機会にもなって、とてもうれしいです!GL plus に参加してから、考え方や捉え方が柔らかくなって、そこから行動も変わって。そういうことを繰り返しながら、家庭内や職場、友人関係など、周りの人と以前よりも良い関係性を築いていらっしゃるんですね。

 

村上さん

そうですね。これからも、周囲の人たちと良い関係を創っていけたらなと思います。

 

野口

では、今日はここらへんで。本日はありがとうございました!

 

村上さん・郷家さん

ありがとうございました!